お先にどうぞ

ピンポン!

僕が押す前にベルが・・・

もう少しで降りるバス停

バスが停まるのをまち

料金入れに向かう

そこに一人のお婆さんがいた

「あら、いくら入れたのかしら」

どうやら、いくらいれたか

分からなくなったみたい

僕は待たされて少しイライラしていたが

心の中で「運転手さんどうするんだろう・・・」

運転手さんは丁寧に説明し支払いが終わり

僕の番

そしてバス降りた

お婆さんは、僕の前をのんびり歩いていた

道路の路肩は狭いので

後ろにぴったり付いて歩くと

威圧感をかけてしまうので

少し離れて歩いた

急にお婆さんが止まった

そして柔らかな笑顔で

「お先にどうぞ」

スーとイライラしていた気持ちが消えた

その瞬間、ゆとりのない自分に気が付いた

柔らかい素敵な笑顔が今も心に残っている

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